生成AIの波に乗るエヌビディアだが、死角はないのか。

「AIにとっての“iPhoneモーメント”が始まった」。3月下旬、米半導体大手のエヌビディアが開催した開発者向け会議の基調講演に登壇したジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)はこう語った。
AIの「推論」に商機
ChatGPTが引き起こした生成AIブームは、コンピューターを大衆化したiPhone並みのインパクトがある、という意味だ。講演内では生成AIに関連した発表が相次ぎ、この話題で持ちきりだった。
AI半導体の世界シェア8割を握るエヌビディアだが、生成AIの登場によってさらなる追い風が吹いている。エヌビディアはもともと、3Dゲームなどに向けて高速での画像処理ができる半導体、GPUを開発していた。
それが、多数の演算を要するAIのディープラーニング(深層学習)に適しているとして、一躍AI半導体企業としての成長を遂げた。現在は、データセンター向けから自動車・産業機械などのエッジデバイス向けまで幅広く展開している。
この記事は有料会員限定です。
(残り 1179文字 です)
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら