「AI四小龍」のトップが語る中国のAI開発の最前線。その最大のリスクとは。
「今後の中国でのAI基盤モデル開発の戦いは、3つの段階に分けられる。まず1年目は、ChatGPTに追いつくために資金調達と技術チームの強化が必要だ。第2段階として、3年程度で半導体チップ不足の問題を解決する必要がある。第3段階では、コアアプリケーションが勝負の決め手となる」。3月27日、財新のインタビューを受けたメグビーの印奇CEOはそう語った。
メグビーは、中国のAI画像認識分野における「四小龍(4つの有望新興企業)」の1社である。印奇氏は、ChatGPTを支える基盤モデル技術がAI分野での勝負の決め手となると考えている。「四小龍」の1社で競合企業でもあるセンスタイムは、すでに基盤モデルの構築を発表している。
中国の基盤モデルのプレーヤーは3つの陣営に分かれる。1つ目は、百度(バイドゥ)、アリババグループ、テンセント、バイトダンス、ファーウェイなどの大手テック企業。2つ目は、前回のAIブームで生まれた、基盤モデルの研究開発能力の蓄積がある企業。そして3つ目は新興のベンチャー企業である。
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