中国渡った「シャンシャン」輸送会社が明かす苦労 返還ラッシュで中国ではパンダ熱が高まる
シャンシャンが旅立った翌22日に和歌山のアドベンチャーワールドからジャイアントパンダの永明(えいめい)、桜浜(おうひん)、桃浜(とうひん)が中国に返還された。
アメリカの動物園に貸与されている23歳のパンダの丫丫(ヤーヤー)も今月7日に返還期限を迎え、間もなく帰国する。アメリカでは年内に返還期限を迎えるパンダがほかに3頭おり、中国ではパンダ熱が急激に高まっている。
日本に対する賞賛の声
高齢の丫丫(ヤーヤー)が衰弱している動画が拡散し同情の声が殺到する一方で、シャンシャンを大事に育て、万全を尽くして送り届けた日本に対しては賞賛が集まっている。
動物輸送は部品や衣類のような軽くて小さい物品に比べて手間がかかり、利益を出しにくい。
仲嶋さんは「動物は1頭1頭違い、けがをしたり体調を崩すかもしれない。国家間の友好目的で贈られることも多く、リスクは大きい。社会貢献の意識を持たないと手がけにくいかもしれませんね」と話す。
李さんも、「とても採算は合わず、ビジネスとは考えていない」と言う。コロナ禍もあり気苦労が絶えなかったが、両社には熱心なパンダファンから感謝の声が寄せられており、励みになっているという。
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