乱痴気騒ぎ深刻化「アムステルダム」パリピに警告 大騒ぎする英国の若者男性に「来るな」の広告
アムステルダム市の発表によると、今回の広告キャンペーンは「羽目を外す」ことを計画している「迷惑な観光客」に向けられたものだ。3月下旬に開始され、まずは18〜35歳のイギリス人男性に狙いを定めたが、オランダ国内や欧州連合(EU)諸国からの観光客にも対象を広げる可能性があるという。
市の発表は次のように述べている。「この広告は、迷惑行為やアルコール・薬物の過剰摂取のリスクとその結果、すなわち罰金、逮捕、消えることのない逮捕歴、入院、健康被害といったものを示すものになっている」。
ピーク時には2200万人が訪れた
「観光客はこれまでどおり歓迎されるが、悪さをして迷惑をかけた場合は別だ」。アムステルダムのソフィアン・ムバルキ副市長は、「アムステルダムは大都市であり、そこには賑わいや活気も含まれる。だが、住みやすい町を維持するために、私たちは無責任な成長ではなく、制限を選ぶことにした」と声明で述べた。
市のウェブサイトによると、2021年には日帰りも含め900万人近い観光客がアムステルダムを訪れた。ピークとなった2019年には、その数は約2200万人に上っていた。
広告は、地元の人々がかねて不満を抱いてきた騒がしい観光客を取り締まるための、より大きな取り組みの一環だ。アムステルダム市は2月に、風俗街の路上での大麻喫煙を禁止し、売春宿に従来よりも3時間早い午前3時の閉店を義務づける規則を導入。カフェやレストランも、以前より早い午前2時の閉店が義務づけられた。