来期は再成長へ!最新四季報で見えた伸びる業種 非製造業は訪日客の増加などで回復が進む
前編:シリコンバレー銀行破綻が映す1987年との類似点
『会社四季報』は、約3900社に上る全上場企業について、今期と来期の業績を独自予想している。3月17日発売の2023年2集・夏号は上場企業の約6割を占める3月期決算企業の第3四半期決算発表後に記者が取材、執筆した。
今期予想を集計すると、全産業ベースの売上高は前期比13.2%増、営業利益は同9.6%増となった。
冨岡耕『会社四季報』編集長は、「3年におよぶコロナ禍を脱し、世界に出遅れていた日本経済もようやく再開に向かう足音が感じられるが、急激な原燃料高に足を引っ張られ、製造業では軒並み前号より業績見通しが悪化している」と話す。
製造業では、主力の電気機器、輸送用機器ともに前期比で増益予想を維持しているものの、いずれも前号から大きく下振れしている。円安が業績を押し上げる一方、長引く半導体不足や原燃料高に押し戻されていることがうかがえる。食料品は値上げが追いつかず、前号の増益予想から一転して減益に転じる見通しだ。
では、来期はどうなりそうか。訪日客増などで回復が進む非製造業の動向とともに、詳しくは動画をご覧ください。
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