コンビニ経営者が「FC加盟」で得られる5つの利点 個人店では得られないショートカットが武器に

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私はコンビニチェーンを経営する前は、個人商店として、酒屋を営んでいましたが、地域の顧客に認知され、安心して足を運んでいただけるまでに多くの時間がかかりました。

もちろんお店によってはスムーズな滑り出しができる店舗もあるでしょうが、「そもそもどんなお店なのか」ということを顧客に認知してもらうことは容易なことではありません。

そして、来店していただけなければ、売り上げは上がりません。

顧客の信用がある、顧客から認知されている、ということは売り上げに直結するのです。

本部のツール、仕組み、システムなどが使える

② 成功モデルをトレースできる

2つ目のメリットについて解説しましょう。いちから店舗経営をする場合、商品構成や売上管理システム、集客方法などを1つひとつ検討する必要があります。

そして、それらを考えることができたとしても当然売り上げが上がるかどうかは確約されていません。

しかし、フランチャイズビジネスにおいては、本部がこれまで実績を出してきたツールや仕組み・システムなどをパッケージとして揃えてくれます。

レジの機種やシステム、従業員のユニホーム、看板のデザイン、売れ行き良好商品など、はじめて立ち上げる店舗でも明日から地域のお客様に対応できるように、クオリティーの高いノウハウが提供されます。

③ 最初から支援してくれる人がいる

3つ目のメリットとして、フランチャイズビジネスの場合には、新規出店を支援してくれる部署が店舗まわりの環境を調査してくれたり、出店にかかわる事項である店舗の建築や出店準備のフォローもしてくれたりすることがあります。

そして、出店後は、経営相談員であるスーパーバイザーがお店の売り上げやオペレーションなどを確認してくれ、改善すべき事項を指示してくれますし、成功しているお店のノウハウを共有してくれます。

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