コンビニ経営者が「FC加盟」で得られる5つの利点 個人店では得られないショートカットが武器に

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例えば、良好なサービスを提供するビジネスを立ち上げようと考えたとしても、銀行がその事業の成功する見通しがたたないと判断すれば、融資を受けることはできないのです。

ただ、フランチャイズビジネスの場合には、そのフランチャイズチェーンの1店舗当たりの売上高や収益率、それまでの融資実行実績などを銀行が調査しやすいため、融資がおりやすい傾向にあります。

開業に必要な資金も、フランチャイズチェーンの信用を借りて得られやすいのがフランチャイズ加盟のメリットです。

メリットを押さえて、成功までの時間短縮を

店舗型のフランチャイズビジネスにはさまざまなメリットがありながら、加盟店のオーナーがこれらのメリットを日々の業務を行う中で忘れがちです。

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しかし、本部が多くのノウハウと人員を提供してくれているということを改めて捉えなおし、その仕組みを成功のために生かすということが重要だと私は考えます。

私のまわりでは残念ながらこういったことを忘れて、「本部に任せていたのにうまくいかない」などと話す方もいます。

確かに、フランチャイズビジネスにも課題があることは間違いないのですが、得られているメリットをしっかりと理解していれば、マイナスな面をとらえるよりもプラスな面を活かして成功するための思考ができるようになると思います。

例えば、競合店が近くに出店してきたときには、経営相談員にどうやって差別化をはかればいいか相談したり、新商品の案内がきたら、目を通し鮮度の高い商品を陳列したり、成功事例が周知されたらいち早く取り入れたり、こういったフランチャイズ加盟店だからこそ得られるメリットを、経営に生かす努力を重ねていくことが成功への近道になるでしょう。

長瀬 環 コンビニエンスストア経営者

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ながせ たまき / Tamaki Nagase

1971年生まれ。明治36年(1903年)創業の酒販小売店に生まれる。実父は酒販店を経営し、実母は筆者が高校在学中にコンビニ経営をスタート。 大学では経営学を専攻。大学卒業後、酒屋子息向けの専門学校「酒販専門学院」で小売業のノウハウ・酒の専門知識を学んだのち家業を継ぐ。慣習的な家族経営からの脱却を決意し、「組織づくり」「人材教育」に着手。性格は「お人好し」「思い立ったらすぐ行動(落ち着きがないとも言う)」 趣味はベース演奏(ヘヴィメタル!)、筋トレ、空手。

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