伝説の編集長が教える「四季報春号」独自攻略法 春号ならではの特徴をつかみお宝銘柄を発掘

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『会社四季報春号』は3月17日発売。『米国会社四季報』も4月に刊行予定だ
3月13日発売の『週刊東洋経済』では、「株の道場 米国株&日本株」を特集。『会社四季報』春号(3月17日発売)の最新予想に加え、『米国会社四季報』の作成ノウハウを生かし、日本株・米国株の最新ランキングなどを多数掲載。「お宝銘柄」を発掘するノウハウをお伝えしている。
本記事では、その特集の中から、『会社四季報』を30年以上にわたり編集・執筆してきた“伝説の編集長”が、春号の活用方法を解説した記事をお届けする。

コロナ禍直前の株価と比較

会社四季報 2023年2集 春号
『会社四季報 2023年2集 春号』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

3月17日発売の『会社四季報』2023年2集(春号)は月足チャート上で、あるポイントを押さえて銘柄を選べる最後のチャンスとなる。今回のポイントとなるのは新型コロナ禍直前の株価との比較だ。

春号の月足チャートは、2019年10月から始まっており、ちょうどコロナショック前の高値が確認できる。次の夏号になると2020年1月からの月足チャートとなるため、コロナ前の株価と比較できるのは今号が最後となる。

四季報春号によると、日清製粉グループ本社(2002)の2024年3月期の純利益は4年ぶりに過去最高を更新する見通しだが、足元株価は1600円前後と、2019年10月高値の7割水準で停滞したままだ。

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