年末3万円回復?専門家6人「日経平均ズバリ予想」 メインシナリオは企業業績回復で尻上がりに上昇

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日本株&米国株の二刀流投資で混迷相場を”斬る”
混迷が続く株式市場で投資の成果をあげるためには、日本株だけでなく、米国株も選択肢に入れた”二刀流”を考えてみたい。足元では両市場とも一進一退が続くが、いまが「仕込み場」と捉えれば、仕込んだ結果のリターンは「ダブル」で享受できるだろう。
3月13日発売の『週刊東洋経済』では、「株の道場 米国株&日本株」を特集。『会社四季報』春号(3月17日発売)の最新予想に加え、『米国会社四季報』の作成ノウハウを生かし、日本株・米国株の最新ランキングなどを多数掲載。「お宝銘柄」を発掘するノウハウをお伝えしている。その特集の中から、著名なストラテジスト・アナリストが日本株の今後について予想した記事をお届けする。

年内の日経平均の動きを予測

FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ、日本のインバウンド回復に混迷の続くウクライナ情勢など株式市場を取り巻く環境には好材料と悪材料が交錯している。

週刊東洋経済 2023/3/18号
『週刊東洋経済 2023/3/18号』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

今後の株価をどのように見通せばよいのか。証券会社やシンクタンクの著名ストラテジスト・エコノミストらが、今後の日経平均株価を大胆予想した。

日経平均について、回答者6人のうち3人が「12月の高値」を見込む。

SMBC日興証券の安田光チーフ株式ストラテジストは3万2000円、野村証券の池田雄之輔チーフ・エクイティ・ストラテジストと東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジストは3万1000円の高値とする。

安田氏は、年後半にはFRBが目指すインフレ水準に近づくことで、利上げ姿勢が転換されると読む。そして「再び金融環境の好転が意識される」とし、アメリカ市場に足並みをそろえるように日本の株価も上向くとみる。

野村の池田氏もFRBのハト派(金融緩和に積極的)化に加えて、「世界的なインフレの沈静や中国のゼロコロナ政策解除」も、日経平均上昇の理由として挙げた。

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