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キャリア・教育 #SECOND BRAIN

「情報を集めても行動しない人」に欠けている視点 「分析好き」はいいけど「やってる感」だけでは…

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オンラインでの時間の過ごし方に不満を抱えている人たちのほとんどが、「多ければ多いほどよい」「いくらあっても不十分だ」「今すでにあるものでは足りない」と、情報に対して消費主義的です。「いちばんいいコンテンツ」を見つけようとする代わりに、何かをつくることに専念してはどうでしょうか。そのほうがより大きな満足感を得られるものです。

では、何をつくればいいのでしょう? 答えは、自身のスキル、関心、個性次第です。

分析することが好きなら、さまざまなキャンプ用品を比較しておすすめリストをつくり、友だちとシェアする。教えるのが好きなら、レシピをソーシャルメディアやブログに公開する。地域の役に立ちたいなら、市議会への陳情計画を策定する、など。

取り組む目的は1つ――。将来、簡単に見つけて作業できるようにすること。そう、情報を使えるようにするには、情報をパッケージし、未来の自分に手渡さなくてはなりません。

知性はビジネスにおける最も重要な資産

歴史上ほとんどすべての時代において、人々は情報をいかにして入手するかに苦心してきました。価値のある情報にアクセスできる者は限られていましたが、たいていの人にとってそれは問題ではありませんでした。市井の生活に情報はたいして必要なかったからです。食べていくのに必要なのはアイデアではなく、主に肉体労働でした。

ところが、この数十年ですべては一変しました。気づいたときには、データの膨大な流れに誰もが接続していて、生活のあらゆるシーンにスマートな機械が組み込まれ、情報は絶え間なくアップデートされています。それだけでなく、労働の性質そのものが変わりました。

価値は人の筋肉が生み出すものから、脳が生み出すものへと変化。今や人の知性はもっとも重要な資産ですし、ビジネスツールは抽象的で形のないもの――アイデア・洞察力・ファクト・フレームワーク・メンタルモデルといったことへと変化しました。

「もっと多く情報を手に入れなくては……」と苦労することはもうありません。苦労するのは、情報の流れを止めることのほうです。

情報は贅沢品ではありません。生きるための最低必需品です。体に取り入れる食べ物と同じく、摂取する情報を選ぶことは、われわれの義務であり権利です。自分のためになる情報、増やしたい情報、減らしたい情報、そして最終的にはその情報をどうするかを決められるのは自分だけ。

あなたの摂取するものがあなたをつくる――。これは食べ物にも情報にも言えることなのです。

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