勉強の効果が上がらない人と抜群な人の決定的差 科学的に正しい、結果・成果を手にする勉強法
勉強中は、スマホには別の部屋で休んでもらおう
スマートフォン(通称スマホ)は、今や生活の必需品です。つい無意識に触ってしまう方も多いでしょう。
他方、学習では集中を妨げ最も気を散らす存在です。スマホアプリや電子書籍で学習している場合をのぞいては、極力遠ざけるべきです。「時計代わりに使うだけだよ」という方もいるかもしれませんが、それはちょっと危ないのです。
「そこにスマホがあるだけで、私たちの認知能力は下がってしまう」
2017年、カリフォルニア大学のクリスティン・デュークらが発表した衝撃の実験です。
研究チームは、2週間にわたり合計485人の学生とともに実験にのぞみました。
まずは学生たちのスマホをサイレントモードにして、呼び出し音も振動もない状態に設定します。一見すれば、これで何も気が散る要素はなくなったように思えますよね。
次に、参加者を3つに分けます。
【グループA】スマホを机の上で裏返しにして置く
【グループB】スマホをポケットまたはバッグに入れる
【グループC】スマホをほかの部屋に置く
そのあとで認知能力を試すテストを受けてもらいます。
結果は驚きでした。
なんと机にスマホを置いたグループAの成績は、スマホをほかの部屋に置いたグループCよりも11%も下回っていたのです。
グループAのスマホは机の上にあったものの、裏返しで通知画面は見えないのにもかかわらず、このような結果が出たのです。
つまりスマホという存在自体が目に入ると、私たちの認知能力は奪われてしまうのです。
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