勉強の効果が上がらない人と抜群な人の決定的差 科学的に正しい、結果・成果を手にする勉強法

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勉強する30代ぐらいの女性
「リスキリング」で、大きな成果を手にするコツとは?(写真:C-geo/PIXTA)
岸田文雄首相は2022年10月の所信表明演説で今後、個人のリスキリング(学び直し)の支援に、5年で1兆円を投じるという方針を明らかにした。勉強するスキルはこれからますます、すべての人に求められるだろう。
『何歳からでも結果が出る 本当の勉強法』の著者、望月俊孝氏が科学的に正しい「本当の勉強法」を解説する。

勉強中は、スマホには別の部屋で休んでもらおう

スマートフォン(通称スマホ)は、今や生活の必需品です。つい無意識に触ってしまう方も多いでしょう。

他方、学習では集中を妨げ最も気を散らす存在です。スマホアプリや電子書籍で学習している場合をのぞいては、極力遠ざけるべきです。「時計代わりに使うだけだよ」という方もいるかもしれませんが、それはちょっと危ないのです。

「そこにスマホがあるだけで、私たちの認知能力は下がってしまう」

2017年、カリフォルニア大学のクリスティン・デュークらが発表した衝撃の実験です。

研究チームは、2週間にわたり合計485人の学生とともに実験にのぞみました。

まずは学生たちのスマホをサイレントモードにして、呼び出し音も振動もない状態に設定します。一見すれば、これで何も気が散る要素はなくなったように思えますよね。

次に、参加者を3つに分けます。

【グループA】スマホを机の上で裏返しにして置く

【グループB】スマホをポケットまたはバッグに入れる

【グループC】スマホをほかの部屋に置く

そのあとで認知能力を試すテストを受けてもらいます。

結果は驚きでした。

なんと机にスマホを置いたグループAの成績は、スマホをほかの部屋に置いたグループCよりも11%も下回っていたのです。

グループAのスマホは机の上にあったものの、裏返しで通知画面は見えないのにもかかわらず、このような結果が出たのです。

つまりスマホという存在自体が目に入ると、私たちの認知能力は奪われてしまうのです。

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