会社が変われば文章も変わる
「書く」前に、1つ注意しなければならないことがあります。それは、文章には答えがない、ということです。
これでいいと思った文章が、時にダメ出しされることもあります。実際、文章について上司に何も言われたことがなかったのに、上司が変わった途端にダメ出しをされてしまった、という人がいました。
答えがないうえに、好みもあるのが文章です。
私は否定をしてきましたが、起承転結的な文章を求める上司もいるかもしれません。わかりやすさ以上に、漢字を多めにして格調高く書け、と言う人もいるかもしれない。
上司がそういう文章を求めているのに、違う文章を書いていたら、残念ながら評価されない、ということになってしまいます。
会社によって、特定のルールやフォーマット、文体のクセなどがあるところもあります。
そこで私がやるべきだと思っているのは、「上司にお手本を見せてもらうこと」です。どんな文章なら合格点がもらえるのか、教えてもらう。どんな文章を好むのか、理解する。最も手っ取り早いのは、上司が過去に書いたレポートなりを見せてもらうことです。そうすれば、それがお手本、ということになるでしょう。
また、「これまでに高く評価した文章はありますか」と問いかけて、過去の誰かの書いたレポートなりを教えてもらうのも、1つの方法かもしれません。
いずれにしても、上司や会社が求める文章が評価される、ということは現実としてあります。それを理解した上で、文章と向き合っていく必要がある。ただし、それが世間一般すべてで通用するものではない、という理解も必要です。あくまで特定の上司、特定の会社が求めるもの、と認識したほうがいいと思います。
実際、会社や上司が変われば、求められるものも変わるからです。
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