キムタクが2度演じた「信長」映画とドラマの違い 「レジェンド&バタフライ」で描かれる信長像
映画『レジェンド&バタフライ』が1月27日から公開されている(以下、『レジェンド』と略記)。『レジェンド』は、誰もが知る戦国大名・織田信長とその妻・濃姫の生涯を描いた時代劇である。
同日には、東京・丸の内TOEIにおいて、出演者と大友啓史監督による舞台挨拶が2回行われた。
キャスト陣からは、信長を演じる木村拓哉さん、濃姫を演じる綾瀬はるかさん、信長を本能寺で打倒する明智光秀役の宮沢氷魚さん、濃姫を支える侍従・福富平太郎貞家役の伊藤英明さん、濃姫の筆頭侍女・各務野役の中谷美紀さん、信長の小姓・森蘭丸役の市川染五郎さんが登壇した。
映画では本能寺の変までを描いている
観覧者からの質疑応答の時間(Twitterによる事前質問)もあり、「信長に会えるとしたら、何か聞きたいことがありますか?」という質問に対して、木村さんは「(信長に)映画館の席に座ってもらって、実際にこの映画を見てほしい」と答えていた。また、司会者からの、短気な「信長が見たら、もしかしたら、怒るのではないか」との突っ込みには、木村さんが「全力で止めます」と答える一幕も。木村さんのユーモアのセンスも感じることができた。
木村さんが、信長を演じるのは、実はこれが初めてではない。1998年、木村さんがまだ20代のときに、TBS系のドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(以下、ドラマと略記)で信長を演じているのだ。(ドラマについての詳しい記事はこちらより:実は2度目「キムタク演じる信長」1作目も凄かった)
このときの濃姫役は、今回の映画で各務野を演じる中谷美紀さんだ。
ドラマは、若き頃の信長と濃姫を描いた(1560年の桶狭間の戦い以前)ものだが『レジェンド』はそうではない。信長が死ぬ本能寺の変(1582年)までを描いている。そこが、ドラマとの大きな違いの1つだ。
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