「すぐ行動できる人」「できない人」の意外な差 やれない原因「脳の準備不足」はクリアできる

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したがって、さまざまな脳番地の観点から「すぐ動ける」脳になるためには、運動系脳番地をまず動かす必要があります。そうすることで、脳番地が総合的に強化されます。

運動系脳番地を動かして「すぐ動ける」脳になるための鉄則は、大きく次の2つ。

(1) 「動き出すスイッチ」を押す

(2) 「シンプルな計画」をつくる

まずは(1)の「動き出すスイッチ」を押すこと。とにかく一歩動き出せば、物事は前に進みます。そして、動く時には、(2)の「シンプルな計画」をつくる。計画があれば安心して動けます。

逆に言えば、すぐ動けないのは、この2つができていないということです。これらの鉄則を身につけるための、シンプルですが確実に効果のある具体的な脳番地エクササイズの中から3つを紹介します。

脳番地エクササイズ1:とりあえず、その場で立ち上がる

「すぐ動く」ことができない原因のひとつに、普段から動いていない、ということが挙げられます。

普段使っていない筋肉を動かすには、運動系脳番地が強く命令を発しなければなりません。また、思考系脳番地で生み出される「動かそう」という意思の力も重要になります。

まず、カラダを動かす時に、脳がたくさんのエネルギーを消費するため、たとえ動いたとしてもすごく疲れてしまいます。

普段動いていない人はエネルギーを奪われることが感覚的にわかっているので、動く前から「疲れそう」「面倒くさい」という気持ちが先に来てしまい、ますます動かなくなり、運動系脳番地が未発達になるという悪循環にはまります。

こうした悪循環を断ち切るには、どんなことでもいいので、とりあえずカラダを動かすことです。

カラダを動かすことに意味を求めていると、いつまでたっても動き出せません。やる気がしない時は、何も考えずに、まずはカラダを動かすことを実践しましょう。

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