1位はヒューリック。みずほ銀行を中心とする芙蓉グループの不動産会社だ。従業員数約200人と少数精鋭で、2019年に入社した新卒8人全員が3年後も在籍している。平均年収は1803万円と業界内でも高水準だ。
2位の地主(旧:日本商業開発)も不動産会社で、大阪府に拠点を置いている。社名のとおり、建物はテナントが建設し、自らは土地のみ所有するという独自手法をとっている企業だ。
上位にはほかにも三菱地所(5位)、日鉄興和不動産(7位)、平和不動産(9位)など不動産会社が多くランクインしているが、業界別に見ると建設・不動産業界の平均新卒3年後離職率は22.9%と高め。業界内でも二極化が進んでいるようだ。
3位のレーザーテックは半導体のマスク欠陥検査装置とレーザー顕微鏡を柱とするメーカーだ。ほかにも、アドバンテスト(14位)やHIOKI(21位)など、半導体の製造・検査に関わる企業が上位にランクインしている。
“隠れ優良企業”を見つけるには
これらの企業は、一般消費者が顧客ではない「BtoB企業」であるため、名前を知らなかった就活生も多いかもしれない。だが、レーザーテックなどのBtoB企業が多く属するメーカー(電機・自動車・機械)業界は、平均新卒3年後離職率も14.4%となっており、“隠れ優良企業”の宝庫と言えそうだ。
また、さらに“隠れ優良企業”を見つけたい場合は、「働きやすさ」目線で企業を見つけることができる「ホワイトで年収が高い企業TOP100」などもシキホー!Mineで公開中だ。就活生のみなさんには、入社後に後悔しないように、さまざまな企業データで念入りに企業研究をしてほしい。
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