まるで「あつ森」風?新SNS・ボンディー人気の行方 1月25日に新バージョン開始、Twitter界隈で話題に

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サタケさんは、Bondeeアカウントのルームに、自分のイラスト作品をたくさん飾っている。これがコミュニケーションとしても役立っているのだという。

「『メモ』機能を使って、相手の部屋に書き置きを残せるのも楽しいです。僕の絵の感想をくれる方もいます。なんだかリアルで個展をしたときに近い感覚で、芳名帳のようでうれしいですね」(サタケさん)

 Bondeeはメッセンジャーアプリとして伸びるか?

3Dイラストも手がけるサタケさんは、Bondeeの魅力をこう分析する。

「アバターのパーツに癖が少なく、誰が見ても可愛いと思えるバランスになっているのが特徴です。肌や髪の色も微調整ができるので、文化圏などを気にせずに作られているのが上手ですよね。ファッションも新しい要素を取り入れているのが、これまでのサービスにはなかったポイントです」(サタケさん)

コミュニケーションツールといえば、急速に広がって廃れていったClubhouseが思い出される。Bondeeはどうなるだろうか。サタケさんはこう語る。

「Clubhouseはコロナ禍で人との雑談を求める人が殺到しましたが、自分のペースで退出しにくかったり、時間が取られてしまう部分がありました。Bondeeは自分のペースで気楽にアクセスができるサービスだと思うので、使う人はずっと使うんじゃないかな。機能やアイテム追加によっては、ユーザー数や利用時間がグッと伸びるのではないかと思います」(サタケさん)

LINEのように日常的に連絡を取り合うコミュニケーションツールになることはそうそう考えにくいが、ポテンシャルはあるかもしれない。今後の機能追加が話題になっていきそうだ。

小沢 あや コンテンツプランナー 、 編集者

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おざわ あや / Aya Ozawa

音楽レーベルで営業とPRを経験後、IT企業を経て、2018年に独立。エッセイのほか、女性アイドルやミュージシャン、経営者のインタビューを多数執筆。Engadget日本版にて「ワーママのガジェット育児日記」連載中。豊島区公認の池袋愛好家としても活動している。

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