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「トム・クルーズ、カンヌでパルムドール名誉賞のサプライズ」
映画『トップガン マーヴェリック』のプレミアのため、30年ぶりにカンヌ国際映画祭に参加したトム・クルーズが、水曜にサプライズでパルム・ドール名誉賞を受賞した。
●surpriseの用法
surpriseはもともと「(人・動物)を(不意に)驚かす」「びっくりさせる」という動詞。
受動態のbe surprised「驚く」「びっくりする」という言い方が最も一般的ですが、「驚き」「予期しない驚き」という名詞としてもよく使われます。
そして、名詞と組み合わせて形容詞的に、「驚きの」「突然の」「不意の」「予期しない」という表現にもなります。
そこで、(be) awarded (a) surprise honorary Palme dʼOrは「突然のパルム・ドール名誉賞を授与される」「予期していなかったパルム・ドール名誉賞を授与される」→「サプライズでパルム・ドール名誉賞を授与される」ということですね。
「揺さぶられて粉々になった」=話し合い?
K-pop boy idol group BTS visited the White House on Tuesday to meet with President Joe
Biden and discuss hate crimes targeting Asian Americans.
Jun2,2022
K-pop boy idol group … Kポップ男性アイドルグループ
discuss … ~について話し合う、意見を交わす
hate crime … ヘイトクライム、憎悪犯罪
target … ~を標的にする
Asian American(s) … アジア系米国人
訳出のポイント
●discussの語源は「揺さぶられて粉々になった」「分散させられた」という意のラテン語discussus。ここから「言葉を揺さぶって粉々にする」→「話し合う」「討論(議論)する」「意見を出し合う」という動詞となっています。
●hateは「憎悪」「憎しみ(の念)」「嫌悪」という名詞なので、hate crimeは直訳すると「憎悪犯罪」。“特定の人種、国、宗教に対する偏見、差別にもとづく憎悪・怨恨による犯罪”を意味しています。日本語では「ヘイトクライム」あるいは「憎悪犯罪」と訳されていますね。
●2020年に新型コロナが中国から世界に拡大したことをきっかけに、米国内ではアジア系住民への憎悪犯罪が増加しました。今回はそのhate crimeについて意見を交換する目的で、バイデン大統領がBTSをホワイトハウスに招きました。大統領との面会に先立って行われた記者会見で、メンバーたちは社会におけるdiversity「多様性」の大切さを訴えたということです。
「BTSがホワイトハウス訪問、ヘイトクライムについて意見交換」
Kポップ男性アイドルグループ、BTSが火曜日、ホワイトハウスを訪れジョー・バイデン米大統領と会談した。アジア系米国人に対するヘイトクライムについて意見を交換した。
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