バフェットが絶対外さない「単純」な投資ルール 2003~2010年、危機にもブレず成功収めた頃の生声

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BERKSHIRE HATHAWAY
バークシャー・ハサウェイ(BERKSHIRE HATHAWAY)のオフィシャルサイト。シンプルなつくりだ(画像:BERKSHIRE HATHAWAY INC)

<2006年〜2010年 《磐石》
「リーマンショック」こと2008年世界金融危機を迎えて>

大金持ちが自分の子どもに残すべき財産は、何でも好きなことができるくらいの額がいいのであって、何もする気が起きなくなるほど巨額であってはいけません。
――『フォーチュン』誌 2006年6月25日


取締役会のメンバーを探しているコンサルタントやCEOは、「我々は女性を探しています」とか「ヒスパニックを探しています」とか、「外国人を探しています」などと言います。
まるでノアの方舟に乗せる動物を探しているかのようです。私はこれまでに何度も、取締役候補とされる人物について尋ねられたことがありますが、「彼は賢明なオーナーのような考え方をしますか?」と尋ねられたことはまだありません。
――バークシャー・ハサウェイ株主への手紙 2007年2月


[子どもの頃は]反抗ばかりしていました。
教師から、とんでもない落伍者になるだろうと言われたこともあります。
品行面の成績では、不可の数で新記録を作りました。
それでも父は私のことを見捨てたりしませんでした。母だってそうです。
2人とも、絶対に私を見限ることはありませんでした。
信じてくれる親がいるのは、素晴らしいことです。
――『The Snowball』 2008年


私はごく単純なルールに従って投資しています。
みんなが貪欲になっている時は慎重に、そしてみんなが怖がって慎重になっている時は貪欲にやるのです。
――「ニューヨークタイムズ」 2008年10月16日

掘り出しものは自分で見つけなければならない

過去の財務データを調べるだけでこの先どうなるかわかるなら、フォーブスの長者番付には図書館司書の名前がずらりと並ぶことでしょう。
――バークシャー・ハサウェイ株主への手紙 2009年2月


世の中はこんなお買い得品があるよ、と教えてはくれません。
掘り出しものは自分で見つけなければならないのです。
――コロンビア大学でのトークイベント 2009年

ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実
『ウォーレン・バフェットの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』(文響社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。


あなたが私の立場、つまり金は何の意味もないという立場にいたらやるだろうと思うことをやりなさい。私は79歳ですが……毎日、仕事をしています。それは私にとって仕事がこの世でほかの何よりもやりたいことだからです。そんな状況に人生の早い段階で近づけば近づくほど、人生でより多くの楽しみを味わえることが分かるでしょう。
そして仕事も本当にうまくできるようになるでしょう。
――コロンビア大学でのトークイベント 2009年11月12日


技の難易度はオリンピックでは重視されます。でも、ビジネスでは難易度は関係ありません。とても難しいことを成し遂げたからと言って加点されることはないのです。だから、無理して7フィートのバーを飛び越えようとしなくても、1フィートのバーをまたいで超えたほうがいい。
――CNBC TV  2010年10月18日

デイヴィッド・アンドリューズ 書籍編集者

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David Andrews

アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ郊外に在住する書籍編集者。

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