シャックバーガーは「マック的常識」を覆す

「ハンバーガー界のスタバ」の凄みとは?

来日したシェイク・シャックのガルッティCEO(撮影:尾形文繁)

――シェイク・シャックというブランドはどのような経緯で生まれたのか。

30年前にファインダイニング(高級志向のレストラン)としてスタートしたのが始まりだ。創業者のダニー・マイヤーが1985年に「ユニオンスクエアカフェ」というレストランをニューヨークで始め、さまざまな業態を展開していった。

そんな中、マディソン・スクエア・パークの再生計画の一環で、ホットドッグ店を出店したところ、すごい行列ができた。その延長線上で2004年に誕生したのがシェイク・シャックだ。

ただ、シェイク・シャックの2号店を出すまでには、5年の歳月を費やした。自分たちのブランドをどう位置づけるかで悩んでいたからだ。一方、ニューヨークの店には多くの人に足を運んでいただいた。2008年から2010年にかけて、少しずつだがようやく店舗網を広げていくことができた。

食べるという"体験"を提供する

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シェイク・シャックのマディソン・スクエアの店舗

――今回の日本進出にあたっては、サザビーリーグをパートナーに選んだ。

サザビーとは3年前から交渉してきた。「半歩先のライフスタイルを提案する」という同社の企業理念に強く共感している。

シェイク・シャックは食べるという“体験”を売ることを考えている。スターバックスがコーヒーに別のベクトルを持ち込んだのと同様に、シェイク・シャックもハンバーガーに対する概念を次の次元に持っていった点で共通するところがある。

米国では自分たちで運営しているが、海外ではベストなパートナーと組むことをつねに考えている。私から見たサザビーは、デザインに対してこだわりがあり、流行に対して敏感だ。さらに、展開しているブランドをよく理解し、それを噛み砕いて市場に出すことができる。

こういった面でパートナーにふさわしいと判断した。これは、結婚と一緒でお互いが「好き」といわないと組むことができない。サザビーとは互いに尊敬している。

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