前澤「月周回計画」ダンサーMiyuが挑戦したいこと 「夢は必ずかなう」バックアップクルーに選ばれて
ーーこれから月への出発の日まで、どう過ごしたいですか?
まずは、今の自分がやりたいことを残さずやって、新しい気持ちでこのプロジェクトに参加したい。「あれもこれもやりたい」ではなく、このプロジェクトに専念する。そのための状態をまずは整えたいです。
ダンスに限らず、夢は永遠に膨らんでいくもので、終わりがないと思っています。
夢を達成したら、そこで新しい景色が見えて、それによって違う夢が新たにできて……と、夢はずっと続くもの。宇宙で新しい景色を見て、その時の私は次に何をしたいんだろう。それを知るのも、楽しみなことの一つです。
一人のアーティストとして輝ける世の中をつくりたい
ーー過去のMiyuさんの夢と、そこから新たに見つかった夢は何ですか?
私は小さい頃、世界一のダンサーになるのが夢でした。
それを19歳で達成してからは、今度はダンサーがアーティストとして認められ、一人で輝ける世の中をつくることが新たな夢です。
ダンサーは先生として人にダンスを教えたり、振り付けをしたりと、裏で活躍することが多いですが、私はその概念を壊したい。
ダンサーが一人のアーティストとして輝ける世の中をつくりたいと思っています。
常に新しいチャレンジをするようにしているのも、このプロジェクトに応募したのも、そんな私の夢のためです。『dearMoon』に参加することで、アーティストとしてのダンサーをもっと知ってもらえるはず。
このプロジェクトは夢への第一歩であり、通過点になるんじゃないかなと思っています。
そして、私は25歳ですが、同じ世代や下の世代の人たちに「夢は必ずかなうよ」と伝えられたらと思っています。何か刺激を与えられたらうれしいですね。
取材・文/天野夏海 撮影/洞澤 佐智子(CROSSOVER)
企画・編集/栗原千明(編集部)
1997年12月3日生まれ。 世界最高峰のバトル大会『JUSTE DEBOUT 2017 WORLD FINAL』でワールドチャンピオンに輝くなど、国内外のバトルで多数のタイトルを持つ世界的ハウスダンサー。細かく速い超絶技巧のステップワークはSNSでも話題になり、『TikTok Awards 2022』では「Dance Creator of the Year」を受賞。自らの可能性を広げ、ダンサーの社会的地位向上を目指すため、単独公演の開催や映像作品の発表、教育現場・公共イベントでのワークショップや講演、ファッションモデルや広告出演など、さまざまな分野で活動を展開。2023年に予定されている民間人初の月周回プロジェクト『dearMoon』では、全世界約100万人の応募者の中から唯一の日本人として選出され、バックアップクルーとして参画する。「不可能を可能に」がモットー ■HP ■インスタグラム ■Twitter ■TikTok
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