ネガティブ思考のループから抜け出す納得の方法 自動的な思考の流れを意図的に断ち切る

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人の思考パターンは、過去の「反応」や「緊張」の蓄積によって、ほぼ決まっています。そのパターンからみられる傾向が、その人の「性格」といわれたりします。

同じ不安や後悔を、何度も何度もリピートしてしまいがちなのは、このためです。ネガティブな思考をやめようと思っても、簡単にやめられるものではありません。

では、どうすればいいのでしょうか。ネガティブ思考が始まったら、五感や呼吸に注意を向けてみましょう。そこに風は吹いていますか? 光が差し込んでいますか? どんな匂いや音がしていますか? 足やお尻で地面を感じられていますか?

もちろん野外のほうが、風の強弱も、光の加減も、匂いも音も感じやすいのは当然です。でも、室内であっても、それらは必ずあります。なければ「感じられないなぁ」と感じるだけで大丈夫です。

そのようにして、五感や呼吸に注意を向けると、その瞬間、不安や後悔をリピートする思考の流れは断ち切られます。そこまでではなくとも、思考の流れが遅くなっていくのは感じられるはずです。

もしあなたが、「自分の性格を変えたい」と思っているなら、それを可能にする方法はただ一つ。自動的な思考の流れを、意図的に断ち切っていくことです。

たとえば仕事で何か失敗をしてしまったとしましょう。「また失敗してしまった……」「そういえば昨日も失敗したな……」「私はダメな人間だ……」「もう会社辞めたい……」と展開していきます。本来は会社を辞める必要はないはずですが、その人がネガティブな思考パターンを持っていた場合、思考の自動展開を止められず、こうした極端な結論に達してしまいかねません。

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