大晦日「孤独のグルメ」他局を圧倒できる納得の訳 テレビ東京の全時間帯グルメ戦略を担う切り札に
これまでテレビ東京は「孤独のグルメ」だけでなく、同じ深夜帯に「ワカコ酒」「侠飯~おとこめし~」「きのう何食べた?」「忘却のサチコ」「新米姉妹のふたりごはん」「絶メシロード」「女子グルメバーガー部」「ひねくれ女のボッチ飯」「先生のおとりよせ」「しろめし修行僧」「ザ・タクシー飯店」「晩酌の流儀」などのグルメドラマを量産し、今冬も「今夜すきやきだよ」が放送されます。
さらに昨年4~9月には、お取り寄せがテーマのグルメドラマ「よだれもん家族」を日曜11時台の昼食時に2クール放送。前述したように昨年9月から現在まで「孤独のグルメ」を夕食時に放送していることから、グルメドラマの放送時間帯が深夜だけでなく、休日の昼食時や平日の夕食時に広がっている様子がうかがえます。
これらの戦略によって「グルメドラマはテレ東」という印象は決定的なものになりましたが、「孤独のグルメ」が火をつけた“飯テロ”はドラマだけではありません。
全時間帯戦略と一大キャンペーン
まず昼の時間帯では、平日が「昼めし旅」「虎ノ門市場」、土日は「男子ごはん」「種から植えるTV」「ひるパ!土曜はゆるっとホームパーティー」を放送。次にゴールデン・プライム帯では、「タクシー運転手さん 一番うまい店に連れてって!」「デカ盛りハンター」などが放送されているほか、「出没!アド街ック天国」「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」「有吉の世界同時中継」などもグルメがメインコンテンツとなっています。
その他、深夜帯にも「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」などがあり、さらに特番の新企画が不定期放送されるなど、全時間帯でグルメ戦略を進めています。
その全時間帯でのグルメ戦略が次の展開につながったのが、昨年のシルバーウィーク(9月19~25日)に行われたグルメキャンペーン「テレ東系 食べる1週間!食べ東 世界を幸せ口にする」。
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