プロ野球の試合時間は必ず短縮できる 1試合平均「3時間17分」は長すぎる

いよいよ2015年のプロ野球が開幕する。日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーはシーズンの開幕を2日後に控えた3月25日、異例の「コミッショナー宣言」を発表した。まずは少し長くなって恐縮だが、全文をご覧いただきたい。
読者の皆さんはこれを読んでどう感じただろうか。
昨季の平均試合時間は9回で終わった試合で3時間17分。延長試合やコールドゲームを含めた全試合では3時間22分にのぼった。「ファン目線に立って、なんとか3時間以内にしたい」とする熊崎勝彦コミッショナーは2月に12球団のキャンプ地を回って現場の声を吸い上げた上で「ゲームオペレーション委員会」を立ち上げた。
試合時間短縮はプロ野球積年の課題。毎年のように対策が検討されてきた。しかし、ほとんどプレー経験のない親会社からやってきた各球団の代表者が決め、現場に下ろす形。はかばかしい効果は見られなかった。今回の「ゲームオペレーション委員会」は12球団の代表者に加えて選手会、審判員の幹部もメンバーに加わっているのが画期的だ。
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