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「距離感が難しい相手」に使える敬語で話すコツ 敬語には人間関係の潤滑油としての効果がある

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  • 合田 敏行 一般財団法人NHK財団・エグゼクティブアナウンサー
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次に、敬語によって、どのように相手に近づいたり距離をとったりするかを説明します。

以下の言い方は、どんな人に対する質問でしょうか。

①「どこへ行くの?」→ 家族・親しい友人
 ②「どちらへ行くのですか?」→ 同僚・近所の人
 ③「どちらへいらっしゃるのですか?」→ 上司・お客様
 ④「どちらへお出かけになるのですか?」 → 年配のお客様
 ⑤「 ぶしつけなことをうかがいますが、今日はどちらへお出かけになるのですか」 → 大切にしているお客様

どの表現を誰に使うかは、人それぞれでしょう。

ただ、 相手に合わせて表現を変えながら、こちらの親しみや敬意を表すというのはすべての人がやっていることです。

この使い分けによって、相手との距離を上手にとっています。使い分けが適切にできることが礼儀であり、それによって人間関係を円滑にできるのです。

つまり、敬語には、人間関係の潤滑油としての効果があるのです。

『「超解」シリーズ 敬語の使い方が面白いほど身につく本』より

距離感の尺度は自分なりでいい

しかし、ここに示したのは、距離感の尺度を押しつけるものではありません。

どんな方にも「どちらへお出かけですか?」と問いかけたほうがいいというのであれば、それでかまわないからです。

逆に、他人行儀な言い方は自分らしくない、誰に対しても「どこへ行くの?」でいい、という人もいるでしょう。

一方で、丁寧さのレベルを高くしようとしても適切な言葉が思いつかないという悩みも聞きます。

次ページが続きます:
【「簡潔」かつ「丁重」な敬語表現とは】

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