「距離感が難しい相手」に使える敬語で話すコツ 敬語には人間関係の潤滑油としての効果がある
初対面でどう話すのが正解?
若手社会人の多くは、初対面の人にどう話しかけたらいいかわからない、話をつなぐ自信がない、と悩んでいます。
初対面の人と話すときにも、簡潔な敬語で失礼なく話しましょう。大事なことは、相手との距離感です。例えば、次のように話しかけるとします。
「いやあ、今シーズンの大谷はすごいですよね」
これは、MLBのロサンゼルス・エンゼルスで、投手と打者の両方で活躍している大谷翔平選手のことのようです。
しかし、相手は必ずしも野球ファンでないかもしれません。もし知っていたとしても、野球への関心が低いかもしれません。「大谷」なら誰でも知っているはず、というのは思い込みなのです。
また、初対面の相手にこう語りかけるのは、急に距離を詰めすぎです。段階を踏んで、打ち解ける必要があります。
大谷の活躍を話題にしたら話がはずむと思ったら、まず、「野球はよくご覧になりますか?」と平易な尊敬語を使った質問をしましょう。これが、初対面の人との適切な距離感です。ここで、相手が乗ってくれば、大谷の話で盛り上がることができるでしょう。
あまり見ないということであれば、「何かお好きなスポーツは?」あるいは、「オリンピックはご覧になりましたか?」などと話題を変えることができます。
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