"コイン投げ"の方程式でわかる「あなたの寿命」 理論物理学者が「病は気から」を科学的に検証
地球は、太陽からのエネルギーと引力の2つに支えられて虚空の宇宙空間を旅している孤独で小さな星です。
太陽の大きさを直径1mのバランスボールだとすれば、地球はそこからおよそ100m離れたところにある直径1㎝の小さなビー玉です。木星は直径11㎝の夏ミカンで520m先を回っています。一番遠くにある海王星は3000m先を回っている直径4㎝のピンポン玉です。
地球からもっとも遠いところにある地球の人工物は、1977年に、太陽系・外惑星探査を目的として打ち上げられたNASAの宇宙探査機、ボイジャー1号で、現時点での地球からの距離は、光の速さで走って21時間半かかる233億㎞、この縮尺でいえば、15㎞先にいるコロナウイルスの1/10の大きさです。
今でも、その探査機は私たちの感覚器官の延長として、地球とつながっています。
人の“からだのぬくもり”は、太陽の1万倍
さて、太陽から地球が受けとっているエネルギーは、1cm²あたりおよそ毎分2㎈です。そこで、地球から太陽までの距離1億5000万㎞(=1.5×1013cm)を半径とする大きな球面を想像してください。
球の表面積の公式(※1)を使ってその表面積を計算すると、{4×3.14×(1.5×1013)2}cm²になりますが、2㎈にその表面積をかけることによって、およそ6の後ろに0を27個つけた6×1027㎈になります。
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