コロナ急拡大でゴーストタウンの様相呈する北京 ゼロコロナ脱却によるプラス効果の前に悪化する

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今ではコロナ感染症に罹患(りかん)しても仕方がないと諦める人も出ている。

北京拠点の非政府組織(NGO)に務めるアリシア・ウーさんは、「13人の同僚のうち11人が感染したと分かった時には複雑な心境になった」と振り返る。

ウーさん自身はまだコロナに感染していないが、同僚の業務の多くを引き継がなければならなくなったとし、「向こう2週間は仕事のスケジュールがいっぱいだ。今週中に私も感染できればと望んでいる」と述べた。

北京市内で高齢者向けコロナワクチン接種を呼び掛ける宣伝Source: Bloomberg

十分な備えのまま急な方向転換

ティエンという名字だけを明かした北京市のビジネスマンは、河北省の母親が先月末にコロナで亡くなったと信じているが、病院側はコロナ感染症が死因と認めなかったと語る。

ティエンさん自身は10日にコロナ陽性となり、家族の大半もこの1週間で感染した。北京にいる知り合いの多くも感染したと話す。

「われわれが十分に備えていたとは思えない。今回の変更は文字通り、地方当局や住民が対処するにはあまりに急だった」とティエンさんは述べた。

原題:Covid Unleashed in Beijing Shows Rest of China What Comes Next(抜粋)

--取材協力:、、、、.

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著者:Bloomberg News

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