ショートケーキは「サクサクだった」意外な事実 なぜふわふわのスポンジに?納得の経緯も
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/570/img_93c4c275db491ec37e73e19b8b1442db388996.jpg)
日本のケーキの定番、クリスマスケーキでもおなじみのイチゴのショートケーキ。
現存するなかで最古のレシピと思われる、1913(大正2)年のイチゴのショートケーキレシピが、筆者の手元にあります。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/570/img_2b746280e28fecd1a0e23e3874ea444544409.jpg)
まずは「ショートケーキ層」=スポンジケーキのレシピ。 実際にこのレシピで焼くと、典型的なスポンジケーキができます。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/2/d/570/img_2df8a1772e5ee0cbd3d0d95a4e9be157116689.jpg)
約51センチ×38センチの巨大なスポンジ生地2枚の間にイチゴを並べ、ホイップクリームとメレンゲで装飾。35等分してそれぞれの上に大きなイチゴを1個置けば、おなじみスポンジ生地のイチゴのショートケーキのできあがりです。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/c/570/img_ec1f39bbae25c0ad565e907ae48c4ce439895.jpg)
このショートケーキレシピは、世界初の巨大レストランチェーンといわれた、アメリカのチャイルズ・レストランのレシピ。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/570/img_c3cecc0a801eae68b05807a581e94c6743525.jpg)
日本でいうと大正時代のころに全米に100店舗以上を展開、数百万人が利用した巨大レストランチェーンにおいて、スポンジ生地のイチゴのショートケーキが提供されていたのです。
本来のショートケーキは、サクサクのクッキー生地
ショートケーキのshortは、「サクサク」とした食感を表す言葉。その名の通り、当時のアメリカの一般的なイチゴのショートケーキといえば、サクサクのクッキー生地にクリームとイチゴをあわせたものでした。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/9/570/img_b9e73251aae67c903126c6b8cebf2a9984890.jpg)
ところがチャイルズ・レストランは、ショートケーキの生地をクッキーからスポンジに変えました。そこには、巨大レストランチェーンならではの事情があったのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら