東大生が実践「計画倒れ」をすんなり防げる簡単技 「時間」を基準に計画を立ててしまうと続かない

✎ 1〜 ✎ 39 ✎ 40 ✎ 41 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

その時間でやらなければならないことがわかると同時に、具体的で明確な「やるべきこと」が整理できてきます。「英語のリスニングをなんとかしたいから、毎日勉強しよう」と考えていても、本当にリスニングが身に付くかどうかはわかりませんよね。でも「英語のリスニングをなんとかしたいから、この教材を、毎日この分量終わらせよう」と考えたほうが、やるべきことがわかって計画的に物事を終わらせることができます。

そして、リカバリーができるようになります。「昨日は3ページしかできなかったから、今日は6ページ終わらせれば計画通りに戻せるな」なんて感じで、イレギュラーがあっても対応できるようになるためには、スケジュールではなくノルマを作ったほうがいいのです。

さて、ではもう少し具体的にどうすればいいかもお話しします。

抽象的なものを具体化する

計画作りは結局、抽象的なものを具体的にしていく行為にほかなりません。例えば、「英語」とか「仕事」とか、抽象的に「こんなことをしたいな」と思っているものを、そのまま計画に落とし込んで考えるのは難しいですよね。

東大式 目標達成思考 「努力がすべて」という思い込みを捨て、「目標必達」をかなえる手帳術
『東大式 目標達成思考 「努力がすべて」という思い込みを捨て、「目標必達」をかなえる手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

でも、それを「英単語」「英文法」「リスニング」とか、「企画書作り」「メールの返事」「パワポ資料作り」なんて分解していけば、何をすればいいのかわかるレベルまで到達できます。

そしてそれらに、数字を加えていきます。「英単語20ページ分」「英文法100問分」とか、「企画書1時間で完成させる」「メールの返事を30分以内で終わらせる」とか、分量を考えて、どれくらい終わらせなければならないかを考えましょう。だいたい1週間分くらいのノルマを考えて、「来週の月曜日までにこれくらい終わらせたいな」と思う分量を設定するのがいいと思います。

そしてそれを、どんどん終わらせていきます。好きなものから終わらせてもいいですし、簡単に終わるものから終わらせていってもいいでしょう。時間がかかるものを終わらせてから簡単なものにアプローチしていくというのもいいと思います。

とにかくノルマに則って終わらせていきます。そしてもし終わらなかったなら、来週のノルマに追加しておけばいいでしょう。

こんなふうに、抽象的なスケジュールではなく、具体的なノルマに分解して計画を作っていくと、実現可能なものになっていきます。ぜひやってみてください。

相生 昌悟 現役東大生

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あいおい しょうご / Shogo Aioi

2000年生まれ。地方公立高校出身の現役東大生。高校入学当初から勉学に励み続けるも、思うような結果に結びつかず、努力の仕方を考え始める。最終的に、努力を必ず目標達成に導く「目標達成思考」を確立し、高校3年時に東大模試で全国1位を獲得。その後、東京大学に現役合格。現在は自身の経験を全国の教師や学生に伝えるべく、「リアルドラゴン桜プロジェクト」で高校生にコーチングを行っている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事