詐欺師にだまされやすい人「5つの特徴」
大きな資産を持つ人を狙うのが詐欺師です。私の経験や知見から詐欺話に騙されやすい人に見られる「5つの特徴」をお伝えしましょう。
あるとき、医療関係のお仕事をしている20代女性のRさんから、相談がありました。なんでも知人から、「月利2%あるイギリスの銀行への投資の話」を持ちかけられたそうです。
「具体的にどんな話?」と私から聞いたところ……
「プライベートバンクで、特別にどうのこうの……」
複雑で話が長いのですが、さっぱり内容がわからないのです。
あげくの果てに、Rさん本人まで首をかしげて「私もよく理解できないんですよね」と言うのです。結局、この投資話は見送ってもらいました。
運用の仕組みを個人投資家本人がわかっていない。この手の話は枚挙に暇がありません。
仕組みが複雑で、一見レベルが高く見える話に乗せられるのは、騙されやすい人の特徴です。
AIを使ってどうこうとか、トレンドのオルタナティブ投資がどうこうとか、何度聞いてもよくわからない投資の話は危険です。ほとんど詐欺、あるいは合法的な詐欺が確定と言っても良いでしょう。
私が見てきた「大富豪のやっている投資」は、いずれも仕組みが極めてシンプルでした。
安く買って、高く売る。そして、売り先を先に決めておく。誰でも理解できるほどシンプルです。
もし投資話を持ちかけられたら、「その投資金額は安すぎないか」を一度、疑ってみる必要があります。
面白いことに、詐欺師が1億円以上の金額を預かることは滅多にありません。1億円を超えた金額を騙すと、復讐される恐れがあるからです。
ですから、ほどよく泣き寝入りしやすい金額が、詐欺の相場なのです。
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