大金をすっかり騙し取られる人の5つのパターン 甘い投資話には罠があると疑らなければならない

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
詐欺に遭った女性
どんな投資詐欺があるのかということを知っておくと騙されにくいでしょう(写真:bino/PIXTA)
円安相場、仮想通貨、米国株式――。
投資の世界ではさまざまなトレンドが現れては消え、めまぐるしい変化を見せている。
そんな中で、資産構築コンサルタントの戸塚真由子さんは、まったく別の角度から「お金を増やす方法」を提唱している。それは「本物の大富豪」が持っているマインドセットを完全に真似して、「億り人」を目指すというもの。年収800万円の生活を捨てることで自身も億り人になった、その真髄をまとめた『1年で億り人になる』より、抜粋記事をお届けする。

詐欺師にだまされやすい人「5つの特徴」

大きな資産を持つ人を狙うのが詐欺師です。私の経験や知見から詐欺話に騙されやすい人に見られる「5つの特徴」をお伝えしましょう。

特徴その① 運用の仕組みを「自分でもわかっていない」人

あるとき、医療関係のお仕事をしている20代女性のRさんから、相談がありました。なんでも知人から、「月利2%あるイギリスの銀行への投資の話」を持ちかけられたそうです。

「具体的にどんな話?」と私から聞いたところ……

「プライベートバンクで、特別にどうのこうの……」

複雑で話が長いのですが、さっぱり内容がわからないのです。

あげくの果てに、Rさん本人まで首をかしげて「私もよく理解できないんですよね」と言うのです。結局、この投資話は見送ってもらいました。

運用の仕組みを個人投資家本人がわかっていない。この手の話は枚挙に暇がありません。

仕組みが複雑で、一見レベルが高く見える話に乗せられるのは、騙されやすい人の特徴です。

AIを使ってどうこうとか、トレンドのオルタナティブ投資がどうこうとか、何度聞いてもよくわからない投資の話は危険です。ほとんど詐欺、あるいは合法的な詐欺が確定と言っても良いでしょう。

私が見てきた「大富豪のやっている投資」は、いずれも仕組みが極めてシンプルでした。

安く買って、高く売る。そして、売り先を先に決めておく。誰でも理解できるほどシンプルです。

特徴その②「手頃な金額」に安心してしまう人

もし投資話を持ちかけられたら、「その投資金額は安すぎないか」を一度、疑ってみる必要があります。

面白いことに、詐欺師が1億円以上の金額を預かることは滅多にありません。1億円を超えた金額を騙すと、復讐される恐れがあるからです。

ですから、ほどよく泣き寝入りしやすい金額が、詐欺の相場なのです。

次ページ10万円が1カ月で300万円になるわけがない
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事