大金をすっかり騙し取られる人の5つのパターン 甘い投資話には罠があると疑らなければならない

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たとえば、100万円を投資した人に、毎月2万円ずつ配当として渡していきます。カモられている人は「毎月きちんと配当がある」と安心して、他の人間を紹介します。すると、新しいカモが増えて、集まる投資額は段々と大きくなっていきます。

最後は、投資額がまとまったところで、運用者がドロンして詐欺は完了。

投資した100万円のうちほとんどを配当として回収できないまま、全員が泣き寝入りすることになります。

ポンジスキームの特徴としては、運用をしていないことが挙げられます。

元本がすぐに戻ってくるかどうかで見極められること

運用益がないので、本来配当があるはずがないのです。新しいカモが見つからなくなり、配当が数回出た頃に連絡が途絶えるのです。

ですから、元本を償還しようとしても、ゴチャゴチャ言われて償還できないものはポンジスキームの可能性が高いでしょう。

逆に、億単位のお金を運用しているはずなのに、償還手続きをすると元本がすぐに戻ってくるものも非常に怪しいです。運用しているのであれば、大きいお金を動かすには、2カ月程度はかかるはずだからです。

特徴その⑤「会ったことがない」運用者を信じてしまう人

もしあなたが、よく知っていて信じている人に騙されたら、どう思いますか?

それが大好きな恋人だったら、どうでしょう?

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きっと、深く恨むのではないでしょうか。詐欺師はそのように、被害者からうっかり恨まれることを避けます。

詐欺師は人に会いたがりません。詐欺師がどこのどんな人かよくわからないなら、のちのち恨みようがないからです。

運用者がどんな人物で、どんな顔かもわからない。そういった状況は、詐欺かもしれません。もし投資話に乗っている場合、運用者と常に連絡が取れるかどうか、注意が必要です。

ただし、投資話が本物の場合、運用者の元には大金が集まります。そのため、運用者の情報は、信頼できる人にしか明かせないのもまた事実です。

戸塚 真由子 株式会社MAYUKOness代表取締役社長、資産構築コンサルタント/禁労コンサルタント

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とつか まゆこ / Mayuko Totsuka

愛知県出身。公務員として勤務した後、民間に転職し、月収800万円を稼ぐ凄腕営業となる。しかし「高収入=お金持ち」ではないことに気付き方針転換。婚活もかねて世界38カ国を行き来し、アメリカ、ドバイ、スイス、アブダビ、モロッコ、モナコ、フランス、イタリア、台湾などで活躍する世界中の大富豪やVIPとの太いパイプを作る。資産家と3回結婚するも、それぞれ離婚を経てバツ3に。ある時、現在の投資の師匠に出会い、資産・収入ゼロからたった3カ月でFIRE達成、4カ月で資産1億円になる。その教えを広めて「1人でも多くのFIREを達成」させるべく資産構築のコンサルティングを行う。

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