高級「ガトーショコラ」ヒットさせた彼の驚く挑戦 徹底した材料へのこだわり等で人気を集める
2018年頃から企画をあたためていたという氏家さん。本の主人公は、りえこちゃんという女の子。エクアドルの動物たち、オオハシ、アルマジロ、ナマケモノに出合い、みんなで一緒にガトーショコラをつくるという物語だ。
「日本でも貧富や教育の格差が広がっていると感じます。お金をかけられる方だけが、よい教育を受けられる現状に危惧を抱いていました。読み書きは大切な教育であり、その入り口となるのが絵本です。絵本を通して物語の楽しさ、読み書きの大切さを伝えられたら嬉しいですね。本にはガトーショコラのレシピも掲載しますので、実際に自分でつくってみて、ものづくりを体験してもらえたらと思います」。この絵本は氏家さんが原作者となり、2023年1月に出版予定だ。
氏家さんの活動は絵本だけにとどまらない。若者のためになる事業にも積極的だ。これまでダンスコンテストやフォトコンテストの企画・協賛を行っており、次世代を担う若者の力になろうとしている。
「コンテストを開催すれば、入賞する方が生まれます。入賞すれば今後の活動につながるので、次へのステップとしていただきたいですね。企業として、若者の未来のために社会貢献するのは当然のことであると思います」
2023年には25周年を迎える
ケンズカフェ東京は来年25周年を迎える。25周年に向けて、どんな取り組みを考えているのだろうか。
氏家さんは「ガトーショコラはもともと季節によって配合を変えていますが、来年はもっとおいしくなるように、配合を新しくしてアップグレードします。世の中はつねに新しくなっているので、変わらないことは現状維持ではなく衰退です。試作中なのでぜひとも楽しみにしていてください」と意気込む。
また、コロナ禍の影響で行けなかったエクアドルにも訪れたいという。「ファミリーマートのオリジナルチョコレート『エクアドル・スペシャル』を監修した際、エクアドルの方々に大変お世話になりました。今後はカカオ農園への支援や、カカオ豆の開発協力などで御礼をしていきたいです。1月に出版予定の絵本にエクアドルの動物が登場するので、エクアドルへ訪れた際には、子どもたちに絵本をプレゼントしたいですね」
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