富士通 今井莉穂:絶対あきらめない、常に向上・改善を続けようと考えている、考え続けている人だと個人的には思います。
ハイブリッドになっている状況でも対面はここぞという場面で使う、チャットで会議をしていても必要となれば集合してリアルの会話で、とパッと使い分けるなど、環境が変わったことに対して不平不満を言うのではなく、チャンスだと捉えてうまく活用していこうとする。そういう波に乗ってどんどん進んでいける人、風を吹かせている人が強い営業なのかなと憧れてもいます。
相手のことをいつでも気にかける「思いやり」
佐藤:僕はもっとシンプルに「思いやり」かなと。たとえば、コロナ禍にオンラインで商談をするという限られた中でも、誕生日や好きな食べ物等、何でもいいんですが、とにかく相手のことをいつでも気にかけていることが根本的な基礎だし、すごく大事だと思う。常にまわりに気を配っている人は、どんなことがあっても思考を停止させないで適応できる。それを総称して一言で「思いやり」と僕は表現していますね。
宇治:「強い」って何だろう、と考えてみたらおもしろいですよね。これからはデジタル×アナログの時代だと思っているのですが、デジタルは言葉通りとして、アナログの部分はやはり「思いやり」と同じく、「おもてなし」。クイックレスポンスをする、質問されたことをしっかり調べてすぐに答える、といった地道さも、泥臭いこともやはり大切ですよね。
さらに、私がいつも意識しているのは、「自分からお客様を好きになる」ということ。人と人ですから、こちらが本当に好きになれば思いは必ず伝わると信じたい。お客様のことを思いやって、相手に立場に立って、どういうことをしたら喜んでくれるか、をいかに真剣に考えて実際に行動につなげられるか。これが私の考える「強い営業」です。
常見:「お客様を好きになる」ってとても良い言葉ですね。「強い営業」という言葉がそもそもダメだったかもしれないと、今、猛反省しています。「強い」だと、売り込む、自分のためだけ、といったイメージがどうしてもありますよね。そして今また気づいたのですが、「優秀」の「優」の字は「優しい」ですよね。ありがとうございました!
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