中国の首都、北京市で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、新規感染者数が約5カ月半ぶりの高水準となった。
北京市は9日、8日の新規感染が78人と、5月22日以来の最多に達したと発表。ここ1カ月ほど2桁の新規感染者となることが多い北京だが、最近数日で大きく増えている。4日時点では39人だった。
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感染の大半が確認されたのは市中心部の朝陽区で、10棟余りの建物と周辺がロックダウン(都市封鎖)の対象。住民はコロナ検査を受けなければ、自宅や居住区を出ることはできない。区当局者によれば、ロックダウン下にある住民を支援するため共産党幹部4400人余りが派遣された。
中国本土全体では8日の新規感染が7740人と、4月29日以来の高水準となった。南部の広東省で感染が最も広がっており、省都・広州市の新規感染は2637人。同市の荔湾区が現地時間9日午前9時(日本時間同10時)から13日いっぱいロックダウン入りとなった。広州市のロックダウンは海珠区に続き2区目。その後、同市の番禺区も9日から13日までロックダウンに入ると発表された。
原題:Beijing Covid Cases Hit Five-Month High; Guangzhou Worsens (2)、China’s Guangzhou Locks Down Third District on Covid(抜粋)
(最終段落に広州市の番禺区について追加して更新します。更新前の記事で広東省の感染者数を中国本土全体に訂正済みです)
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著者:Linda Lew
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