ゼロコロナ政策は揺るがないと衛生当局者語る 生産拠点に対するロックダウン緩和の期待くじく
中国での新型コロナウイルス感染拡大は深刻度を増しており、ゼロコロナ政策堅持の方針は揺るがないと国家衛生健康委員会の当局者が発言した。複数の生産拠点を規制下に置くロックダウン(都市封鎖)長期化を招いた政策緩和への期待をくじくものだ。
国家衛生健康委・疾病予防管理局の胡翔氏は5日の記者会見で、「われわれの予防・管理計画と一連の戦略手段が完全に正しいことがこれまでの実践で証明された。それらの政策は最も効率的かつ効果的でもある」と語った。
真偽は不明だが、中国の経済再開に向けた計画の詳細を示す文書のスクリーンショットが拡散し、ハンセン中国企業株指数は、週間ベースで2015年以来の大幅高となった。
真偽不明のスクリーンショット、中国株の急騰を演出-投資家飛びつく
さらに航空旅客のコロナ陽性者の数に応じて特定路線運航の一時停止を義務付ける「サーキットブレーカー」制度をやめる準備を当局が進めているとブルームバーグ・ニュースが伝えた。
ドイツのショルツ首相が、独ビオンテックが開発したコロナワクチンを中国に居住する外国人が接種できるようになると明らかにしたことも、中国当局が経済再開を準備しているとの期待をあおった。
国家衛生健康委の当局者は、全国的な感染拡大状況を前提とすれば、現在の政策を堅持することが重要との認識を示した。広東省と内モンゴル自治区、福建省、北京市で流行が勢いを増し、4日の新型コロナの新規感染者数は3500人を上回った。
原題:China to ‘Unswervingly’ Keep to Covid Zero Policy, Dashing Hopes(抜粋)
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著者:Bloomberg News
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