佐藤:話し合いどころか説教です。意見を言っても無駄ですから黙っていたら、上司は「佐藤君、自分の意見というものはないのかね」ですよっ! ボクに意見を言わせないようにした張本人が、「意見を述べよ」ってなんですか。
中嶋:なんか我が家の上司(妻)と似てるねぇ(苦笑)
佐藤:あんなのパワハラですよ(怒)。
なぜ説教と化すのか
期末の面談が説教の場になるのは、2つの原因があります。
① 上司が説得的な姿勢をとる:評価結果を部下に納得させようと考えると、上司はついつい、「評価結果が正しい」という姿勢で話しがちです。部下が質問や意見を述べても、評価結果を変えなくてすむよう、上司は自分の見解を主張します。その結果、部下の意見に耳を貸さない上司、自分の言いたいことだけを部下に伝えて説得する上司を生み出します。
また、「育成」という上から目線の名称が、面談の場で「部下指導」をしようとする上司を生み出します。部下が上司を尊敬していれば、それも通用しますが、そうでない場合には、部下はしらけるだけです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら