日本株を買う今年最後のチャンスがやって来た 日経平均株価の「戻りのメド」はいくらなのか

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日本株は「悪材料満載」の中でも相対的に底堅い(写真:ブルームバーグ)

私は前回の記事「米国株が下落するなら日本株を買うチャンスだ」(9月21日配信)の中で、「アメリカ(米国)株の下落に伴う、日本株の押し目買いを仕掛ける大きなチャンスが近づいている」と予測した。

日経平均は9月末を底に、ほぼ想定通りに反転

詳しくは前回の記事をお読みいただきたいが、要約するとポイントは以下の2つだった。

1) もし9月21日のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果で「悪材料出尽くし」とならなければ、10月上旬まで下落が続く可能性があり、日経平均株価は一時的に2万7000円を割り込むリスクもある

2) ただ株価下落があっても、その後の年末までの株価見通しは不変。9月下旬以降の下げがある程度きつくても、日経平均株価は年内に2万8000円以上へと反転する可能性がある(メインシナリオは2万9000円~3万円程度まで)

というものだ。根拠は日本株がアメリカ株よりも予想PER(株価収益率)などで見た企業価値評価が低く、企業統治改革の余地も高いという点で、魅力的だからだ。

実際はどうたったのか。前回記事の配信直前の日経平均株価の終値(2021年9月20日)は2万7688円だった。結局FOMC後は「悪材料出尽くし」とはならず、日経平均は株価は9月末まで下落した(終値2万5937円)。その後、株価は10月3日から6日まで4日連騰した(10月6日終値2万7311円)。安値は若干予想よりも下振れしたものの、反転のタイミングはほぼ想定通りだった。

年末までの日経平均株価の見通しは、前回の見方を基本的に維持したい。すなわち9月末の終値2万5937円をボトムとして、2万8500円前後、最大2万9000円前後までの反転を期待する。現在はアメリカ株の下落に伴って、日本株の押し目買いを仕掛ける大きなチャンスが訪れていると見る。

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