「失礼すぎる人」にナメられないための「超必勝法」 「いじってもいい」と勘違いする相手を交わす策
もっとも、フリーランスで一人暮らしの私には、毎日顔を合わせなければならない同僚や家族がおらず、仕事相手や友人もある程度選ぶことができるため(自分と相性や考え方が合わない人とは、たいてい放っておいても自然と適度な距離ができることが多いのです)、多少不愉快なことをされても、「まあ、この人とはあまり会うこともないし」とスルーできます。
でも、みなさんの中には、周りから話しやすいと思われるがゆえに、日々家族や友人、上司や部下などから軽んじられたり不愉快な思いをさせられたりしている人もいるでしょう。
「こいつは何をしてもやり返してこないだろう」「こいつには何を言っても平気だ」と思うのか、あるいは話しやすい人に嫉妬をしているのか、話しやすい人の言動の何かが気に入らないのか、意地悪をしてくる人もいるかもしれません。
実際、話しやすい人と思われることが多い私の知人から、「同僚からなめられ、仕事で嫌がらせをされて困っている」という話を聞いたことがあります。
一度、毅然とした態度をとってみる
では、話しやすい人を軽んじたり攻撃したりしてくる相手には、どのように対処したらいいのか。
まず、きちんと考えなければならないのが、相手がそうした態度をとる原因が、本当に「あなたが話しやすい人だから」なのか、ということです。
もしあなたの言動に何かしらの問題があるなら、そこを改善する必要があるでしょう。
しかし、どう考えても、単に相手が、話しやすいあなたをなめているだけなら、一度、毅然とした態度をとってみたほうがいいかもしれません。
「話しやすい人でありたい」「話しやすい人になりたい」と思う人の多くは、おそらく「できるだけ人に嫌われたくない」「いい人でいたい」という気持ちが強いのではないでしょうか(私もそうです)。
だからこそ、相手はそこにつけこんでくるわけですが、あなたが相手の言動にうんざりしているなら、その人に対してだけは、「話しやすい人だと思われたい」「嫌われたくない」「いい人でいたい」という気持ちを手放しましょう。