「失礼すぎる人」にナメられないための「超必勝法」 「いじってもいい」と勘違いする相手を交わす策
話しやすい人の場合、他人の話をちゃんと聞こうとする姿勢が災いして、そうした人たちから「この人ならどんな話でも聞いてくれそう」「この人なら自分を無下にしないだろう」と思われやすく、彼らの濃縮された「話を聞いてもらいたい欲求」「自分を認めてもらいたい欲求」をダイレクトにぶつけられがちです。
その結果、同じ話や自慢話、的を射ない話などを延々と聞かされる、複数の人が集っている場所で、もっと他の人と話したいのに、ずっと同じ人の話し相手をしなければならなくなる、といったことが起こりやすくなります。
もちろん、「あなたにとっては、その人の話を聞くことが、別に苦痛ではない」「精神的、時間的に余裕がある」「ほかに、特に話すべき人がいない」という状況なら、話につきあうのもありでしょう。
話を聞くことで、「こういう話し方をすると、相手を疲れさせてしまうんだな」「相手を不快にさせてしまうんだな」など、勉強になることもあるかもしれません。
でも、あなたに余裕がないときは、やはり「話しやすい人だと思われたい」「嫌われたくない」「いい人でいたい」という気持ちを手放し、自分の心身を守ることも必要です。
我慢して話し相手を続けなくてもいい
冷たいようですが、周りの人に話を聞いてもらえないのは、その人自身が解決しなければならない問題であり、あなたが背負い込む必要はありませんし、あなたが我慢して話し相手を続けることが、その人にとってプラスになるとも限りません。
相手が、「なぜ、みんなが自分の話を聞いてくれないのか」を考えるきっかけを奪うことにもなりかねないからです。
どうしても、そうした相手と二人で話さなければならないときは、あらかじめ話す時間を決め、「次の予定があって、あまり時間がとれないんです」と伝えるといいでしょう。
大勢がいる場所で話し相手にされてしまった場合は、「トイレに行く」「スマホを見て、『至急、電話(もしくはメール)をしなければならない用事ができました』と伝える」などの方法で、話を中断し、その場をいったん離れるのも手です。