くら寿司、「最高益の秘密」はサイドメニュー 年に1000以上のメニューを試作
こうした商品開発の進展と同時に、出来立ての商品をすぐ提供できるオーダーレーンの配備などインフラが整ったのがちょうど2013年10月期のこと。そこからサイドメニューの本格化が始まった。
年間1000以上のメニューを試作
商品開発では、年間1000種類以上のメニューを試作する。販売に至るのはごく一部だが、それでも売れないメニューも少なくない。ただ、「数多くの商品を試作することで、ノウハウ、商品のパイプラインが蓄積されていく」(IR担当者)。たとえば1月下旬から発売している「赤鶏ゆずうどん」は、店舗で日々とっている魚介の出汁をベースに、それにあう鶏を選び、ゆず風味を組み合わせることで生まれた商品だ。
魚介価格の高騰で回転すし業界を巡る環境は厳しさを増している。こうした中でも、「当社は調達力もあるし、また魚介は値動きも大きいので、お客様に喜んで頂けるよう最適な調達を目指していく」(IR担当者)という。
顧客を飽きさせないよう商品やさまざまな仕掛けを進化させて、「食のテーマパーク」に向けて邁進する構えだ。
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