長蛇の列で3時間待ち「安倍氏国葬」一般献花ルポ 東京・九段の献花台から四ツ谷まで2キロ以上の列
混雑を予想して朝5時に自宅を出発
私は、東京・九段に設けられた一般向けの献花台に花を手向けるため、前日に菊の花を購入。当日の朝5時に自宅を出発した。献花は10時から始まる予定だったが、早朝に並ばなければ、場合によっては数千人規模の人々が並んで、大変なことになると考えたからだ。
6時前には、献花台がある九段坂公園の最寄り駅である半蔵門駅に到着。駅を出ると、物々しい警備体制かと思いきや、意外とそうではなかった。
まだ朝早いせいかもしれないが、公園に着くまでに見た警官は、1人か2人であった(巡回中の警官)。駅周辺は、騒々しくもなく、静かな雰囲気。駅出口を出たところから、すでに行列ができていて並ぶことを覚悟していた身としては、少しホッとした。
献花台がある公園に着いても、各局の報道関係者と、警官が数人いるばかり。花を供えようという人は、私以外、誰も見えない。行列を警戒して、朝早く来すぎたのかもしれない。献花台は、まだ白い幕で覆われていた。
その前で待っていると、1人の警官が近づいてきて「献花台に並ばれる方ですか? 順番待ちは向こうになります」と場所を教えてくれた。私は並ぶ場所を間違えていたのだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら