長蛇の列で3時間待ち「安倍氏国葬」一般献花ルポ 東京・九段の献花台から四ツ谷まで2キロ以上の列

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8時20分過ぎには、入口に入ることができた。自分よりも早い時間の整理券を持つ人(Aグループ)は、どんどん先に進んでいく。

自分たちBグループは、しばらく待機。数分待って、整理券を受付に渡し、木々が生い茂る中を進んでいく。途中、手荷物検査があり、鞄の中身の確認があった。

荷物確認が終わると、しばし待ち、9時前には、献花台が見える場所までやって来ることができた。このころになると、待ち疲れた10人ほどがベンチに座り始めた。後ろを見ると、ものすごい人の列。最後尾はもはや見えない。熱中症対策の冷水ミストも2つ設けられていた。 

予定より30分前倒しでスタート

献花は、当初の予定より30分前倒しで始まった。よって、9時30分すぎには、献花台の前に並ぶことができた。祭壇には、安倍元首相の遺影が置かれていた。私は遺影に一礼し、持参した菊の花を捧げた。

報道によると、13時の段階で1万人以上が訪れたという。また内閣府のツイッターによると、「今から並んでいただいても、どんなに少なく見積もっても献花まで3時間以上かかる見込みです(14時現在)」とのこと。列は献花台から2キロ以上離れたJR四ツ谷駅周辺まで延びていた。

世論調査では国葬への反対が過半数だったが、実際に開かれると花を手向けに来る人も多かったようだ。

濱田 浩一郎 歴史学者、作家、評論家

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はまだ こういちろう / Koichiro Hamada

1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任。『播磨赤松一族』(KADOKAWA)、『あの名将たちの狂気の謎』(KADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシスー天下人の危機回避術ー』(ワニブックス)など著書多数

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