医学生が断言「成績が上がらない人」の明快理由 成績がいい人は必ず「考えながら」勉強している

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いい点数がとれないのは「できないところ」があるからです。

何が原因で成績がよくないのか?

できなかったことをできるようになるためにはどうすればいいのか?

そういったことを“考えながら” 勉強すれば、確実に成績は上がります。

勉強の基本は「解法」をストックすること

世の中には「学問として掘り下げる」「知的好奇心を満たす」など、ゴールのない勉強もあります。しかし、中高生にとっての勉強の目的は「定期テストや試験でいい点数をとる」「志望校に合格する」が主ですよね。

この手の勉強で一番大事なのは、「覚える」ことです。

たとえば、「質量パーセント濃度10%の食塩水を水180gで作るとき、何gの食塩が必要か」といった、食塩水の濃度の問題がありますよね。

この問題を解くには、まず、「質量パーセント濃度(%)=溶質の質量(g)÷溶液の質量(g)×100」という用語の基本ルールを知っておく必要があります。また、だからこそ「食塩」と「水」と「溶液」を区別し、「食塩= x」としてルールに当てはめて計算する必要もあります。

つまり、「質量パーセント濃度(%)」のルールと、「『食塩』と『水』と『溶液』を区別して考える」という解き方を覚える必要があるということです。

これは単なる丸暗記ではなく、「理解の先にある暗記」といえます。

今回例に出した溶液の分野では、ほかにも「モル濃度」や「質量モル濃度」という用語も出てきます。簡単な例でご紹介しましたが、どんな問題にも必ずルールがあり、それに則った解き方があります。まずルールを整理し、そのうえで「だからこのような解き方をするのか」と背景や理屈をしっかり理解し、解き方を納得して覚えてください。

誤解を恐れずに言うと、試験・受験勉強の基本とは、つまり「解法の暗記」なのです。

特にこの傾向が強いのが「数学」です。

一見難しそうな問題も実は解法をいくつか組み合わせれば解けることがほとんどです。しかし、たくさんの解法をしっかり頭にストック(暗記)していなければ、本番では解き方の糸口を掴むことすらできません。

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