ブラックホールが地球に激突したら何が起きるか 学校では教えてくれない「ヤバい宇宙の話」3選
●大災害の発生
地球の軌道が何とか保たれたとしても、ブラックホールがさらに地球に近づけば、地表の大気を吸い込み、地表には巨大な低気圧の渦がたくさんできるでしょう。
その結果、強風・強雨の猛烈な嵐に見舞われたり、天気の変化が激しすぎたりして生物は生きていけません。
また、建物の倒壊、洪水、地すべり、山崩れ、崖崩れなどの災害が頻発するでしょう。
●地球は粉々に
さらに近くまで接近してくると、ブラックホールの重力で、地球は引き延ばされてしまいます。イメージ的には、月の重力で起こる潮の満ち引きですが、重力が巨大なので、地球全体が引き延ばされるのです。
そのとき、とくに地球の中で重い部分である核がブラックホールの重力でブラックホールへと動いていくでしょう。そして、地球は破壊され、飲み込まれていきます。
●ブラックホールはノーダメージ
ブラックホールは地球に比べて質量がとても大きいため、地球に衝突したところで軌道もスピードもほとんど変化しません。ブラックホールにとっては地球との衝突など大した出来事ではないのです。
そして地球を通過した後は、まるでしっぽのように地球の残骸を引きずりながら去っていきます。
また、大部分がブラックホールに飲み込まれてしまうので、地球の残骸はわずかしか残りません。
②もしも地球に環があったら?
●土星の環ってそもそも何?
土星の環は、ほとんどが氷の粒でできています。粒といっても、小さくて数cm、大きいもので数mくらいあります。
土星になぜ環があるのかについてはいくつかの説があります。宇宙のチリが集まって土星が形作られたときに、残ったチリが土星のまわりを回り続けて環になったという説や、土星の衛星が隕石などとぶつかって、そのかけらが環になったなどです。
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