ブラックホールが地球に激突したら何が起きるか 学校では教えてくれない「ヤバい宇宙の話」3選
●1日が8時間に?
地球ができたころ、地球の自転はとても速く、1日はたったの6時間でした。しかし、太陽の引力のはたらきで地球の自転はだんだん遅くなり、1日が8時間になりました。月ができてからはその引力で潮の満ち引きは大きく、自転はさらに遅くなり、地球の1日は24時間になりました。
もしこの月の引力がなければ、地球の1日は今でも8時間だったと考えられています。
●常に暴風がふき荒れる世界
地球にふく風には、実は地球の自転が大きく関わっています。もしも地球の1日が8時間のままだったなら、地球は現在の3倍もの速度で自転しています。
そうなると、地球上の風は今よりもずっと速くて強く、時速300kmもの大嵐がよく発生することになるのです。もしも月の引力がなかったら、地球は今のように私たちが住みやすい場所ではなかったでしょう。
●月のない世界の生き物たち
もし月がなかったら、暴風にさらされる中で動物や草花は生きていけないでしょう。動物は強い風の中でも生きていけるよう、体が平べったくなったり、皮が鎧のように厚く硬くなったり、そんな進化をしたかもしれません。
それに、1日を8時間として暮らしていたら、今とは全く違う生活だったはずです。蛾のように月あかりを利用して夜に動き回る生き物は生まれなかったでしょう。
●灼熱と極寒を繰り返す?
また、地球は約23.4度傾いて自転しています。この地球の傾きが安定しているのも月の引力のおかげです。
もしも月がなかったら、地球の傾きは時期によって大きく変わってしまいます。
仮に地球の傾きが90度だったら、地球はとても暑い夏ととても寒い冬が半年ごとに繰り返され、今のような生き物が住めるような星ではなかったでしょう。
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