園バス置き去り「子ども」をどう守ったらいいのか 保護者は園選びで何に気をつけたらよいか?

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それによれば(要約)、

① 出欠情報の保護者への確認、職員間での共有を速やかに行うこと。
② 登園時や散歩等の園外活動の前後など、場面の切り替わりにおける子どもの人数確認について、ダブルチェック体制をとるなどして徹底すること。
③ 送迎バスを運行する場合は、運転担当者のほかに子どもの対応ができる職員の同乗が望ましい。乗車・降車時に座席や人数を確認して職員間で共有すること。
④ 各幼稚園等においては、「学校安全計画」「危機管理マニュアル」について、適宜見直し、必要に応じて改定すること。

どれも必要なことばかりですが、通知したからといって全園で徹底されるとは限りません。また、毎日の業務の中で、再び確認が疎かになってしまうことは大いにありうることです。では、どうすればよいのでしょう。

急ぎたい「確認もれ防止装置」の導入

すでに報道されているように、アメリカや韓国では、同様の事故が繰り返されてきた経験を経て、機械による防止策を打っています。

運転手がエンジンを切ってから最後尾まで行って装置にタッチしないと警報が鳴り続ける装置、あるいは警報が鳴り始める装置が開発されています。これにより座席の確認忘れを防止できます。韓国では、 2018年に法律に下車確認装置作動の義務化と罰則規定が定められ、2019年から実施されるようになりました。

降車後の車内にセンサーを働かせる装置も開発されています。

日本でも、注意事項の周知にとどまらず、韓国のような義務化を実施して、施設に対する指導監査の確認項目にするなどのことが必要です。国は、民間事業者の活動に制約を設けることに慎重ですが、子どもの命に直接的にかかわることであり、早急に行ってほしいと思います。

SNSなどでは、保護者が自衛策として子どもに車のクラクションの押し方を教えているというコメントが多く見られました。子どもはクラクションがどこにあるかわからなかったり、力が足りなくて押せなかったりするので、体重をかけて押す方法(お尻で押す、水筒で押す)を実際にやってみているという話もありました。

園バスであれば、子どもにわかりやすく押しやすい緊急ボタンを子どもの手の届くところに設置するとよいのではないかと思います。

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