トヨタは産業界のリーダーとして春闘相場にも絶大な影響力を持つ。2015年3月期で2兆7000億円という過去最高の営業利益を見込むなど、絶好調のトヨタがベアを見送ることはあり得ない。交渉の行方として注目を集めるのはベアの水準だ。
組合が要求を提出した18日、トヨタの小平信因副社長は労使による意見交換の場で、昨年の会社回答を「異例のもの」と位置づけ、「昨年よりもさらに高い今年の要求は、会社の理解をはるかに超えるものといわざるを得ない」と話している。また、「日本経済のデフレ脱却を確実なものにしていきたいとの思いは労使共通」としつつも、「万が一にも、大幅な賃金の引き上げによって、当社の競争力が低下することがあってはならない」と牽制した。
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