人種のるつぼ新宿に中国人が突出して戻った理由 留学資格による中国からの入国者は10倍以上に

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通り沿いにはアジア系食材を揃えたショップが並んでいる。店で扱っている食材や料理店の国籍は、ミャンマー、中国、台湾、ベトナム、インド、インドネシアなどアジア系ばかり。大久保と違うのは韓国色が薄いことだ。店の構えや品揃えは大久保のイスラム横丁あたりの店に似た雰囲気か。

アジアの食材を扱うショップが立ち並ぶ(筆者撮影)

このあたりの飲食店は中国系が多い。高田馬場駅近くのビルには中国の人気俳優が出資した火鍋店「賢合庄」もある。通り沿いのビルの1階は、牛肉料理の店だろうか、新たにオープンする中国料理の店の内装工事の真っ最中だった。まだまだ増殖中である。

火鍋店「賢合庄」
中国の人気俳優が出資した火鍋店「賢合庄」(筆者撮影)

中国系以外では、ベトナム料理店やインド料理店、さらには台湾スイーツの店、シンガポール・台湾料理の店と多彩だ。ベトナム国旗のマークを窓に施した宝石店まである。アジアの世界に足を踏み入れたかのようだ。ある店のシャッターには日本語で「用事があって休息する」といった貼り紙。やはり日本らしくない。

駅前に戻り、今度は早稲田通りを東に、早稲田大学の方に向かう。こちらもアジア系のさまざまな店が軒を連ねているが、目をひいたのは「行知学園」のビル。細長いビルの各階に赤字に白文字で「学部進学」「大学院進学」「美術進学」などのコースが明記されている。さらに進むと、中国人留学生を相手にした不動産屋が見えてくる。「賃貸・売買・学生公寓」「留学生支援」といった文字が表記されている。

中国人留学生向け不動産屋
中国人留学生に向けた不動産屋(筆者撮影)
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