厚切りジェイソンを非難する投資家は危機的だ 他人の儲け話にすぐ乗りたがる人の深刻盲点

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「めんどくさいことをせずに、楽して儲けたい」という願望を、多くの投資家が持っていることは事実です。でも、情報収集をはじめ、面倒なことをしないと勝つことが難しいのが現実です。ちまたにあふれる「楽して稼ごう」というのは、勝つためとは真逆の行為です。

私のYouTubeチャンネルもそうですが、私はあえて厳しいことを言います。それは、この記事を読んでいる個人投資家の方に、一時的に勝つためではなく、持続的に勝ち続ける投資家になってもらいたいからです。

「必ず儲けさせます」という人は詐欺師だと思え!

投資の世界で、「絶対勝ちますよ」「必ず儲けさせます」という人がいたら、ほぼ間違いなく詐欺師と思ってよいでしょう。

確実に儲かる株式投資というのは、この世界には存在しません。絶対という言葉も禁句です。トップレベルの投資家でも、6~7割勝ったらそれで上々なんです。

だから、投資で絶対に儲かる方法とか、絶対に損しないタイミングですと言われたら、何かほかに商材やサロンへの入会を売りつけようとしているんじゃないかと怪しんだほうが無難です。絶対損しない投資方法があれば、普通は誰にも教えないわけですから。

自分の頭で考えない人も、投資で勝ち続けることはできません。伝説の投資家ウォーレン・バフェットや、SBIホールディングスの北尾吉孝社長など、莫大な資産を築いた投資家ほど同じことを言っています。

それぐらい勝ち組投資家になるための行動心理の、このポイントこそ最大公約数と考えることができます。

実際、ネットやYouTubeの情報をそのまま鵜呑みにして、儲かりそうな銘柄に飛びついたり、アナリストの予測を「〇〇さんがこの株を買いだと言っている」という理由だけで購入する人は結構います。

さまざまな投資家やアナリストの発言を参考にするのは、別に悪くありません。ただ、やはり「最後は自分の頭で考える」ことが大切です。そうでないと、勝ち組投資家にはなれないということです。

それはなぜかと言うと、厳しい言い方をすれば「愚か者の行為」だからです。愚か者は誰かに同調して行動し、賢い者はそうしたタイミングにはすでに逃げているものです。

誰が最後のババを引くのか。それがあなたなら、いつまでたっても投資で勝てるはずがありません。愚かな投資家が儲かりそうだと聞いて飛びつくときに、賢い投資家はもう売っているかもと考えましょう。

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