「他人に敬意を払う」オーストラリアの同意の教育 相手に対する思いやりのある行動へとつながる
生まれたての赤ちゃんも含めて、すべての人が敬意を払われるべきです。小さな子どもはオムツを替えるのも、食事するのも、お風呂に入ったり、着替えるのにもケアが必要です。子どもは、小さくて弱くて、大人よりもまったく力がないので、ほかの人から傷つけられないようにオーストラリアでは法律で守られています。
ハグをしていいか尋ねてみる
大人のケアが必要な小さな子どもたちにも、何かするときに「たずねる」ことで敬意を表せます。たとえば、赤ちゃんを抱っこするときは「抱っこしてもいい?」と聞き(赤ちゃんがまだ反応できなくても)、小さい子を両手で抱きしめる前には、「ハグしてもいい?」とたずねるようにしましょう。
自分が巨人に囲まれた小さな人だと想像してみてください。そうしたら、小さな子どもたちが望んでいることが、わかりますよね。
子どもがしゃべれるようになったり、コミュニケーションができるようになったり、トイレにひとりで行けるなど身体が発達してきたら(だいたい3、4歳です)、ボディリーオートノミーを上手に使えるようになります。つまり、「ハグしたい!」「膝に乗りたくない」など、文字どおり、自分の身体に起きることを話せるということです。